家でできる『コーヒー焙煎』の方法。おうちで焙煎したてのコーヒーを楽しもう!!

趣味への挑戦

この記事はこんな人におすすめ!
・コーヒーが好きな人
・いつもよりもっと本格的なコーヒーが飲みたい人

みなさんは普段コーヒーを飲むでしょうか?
もはや日本でもコーヒーは国民的な飲み物。
喫茶店で香ばしいコーヒーの香りに包まれる時間は最高ですよね。

私もコーヒーが大好きです。
最近は家でコーヒーを挽いて、『挽き立て』のコーヒーを楽しんでいます。

こういった、『挽き立て』のコーヒーをお家で楽しんでいる人は多いと思いますが、『焙煎したて』のコーヒーを飲んだことはあるでしょうか?

焙煎直後のコーヒー豆は非常に香り高く美味しいのですが、焙煎所が近くにないと手に入りません。
カルディやスーパーでは焙煎したての豆は買えません。

しかし、なんと自宅で簡単にコーヒー豆を焙煎する方法があるのです!

今回はお家でできる“自家焙煎”の方法をまとめます!

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コーヒーを焙煎するときのあの香りってコーヒーショップとかでもなかなか味わえないけど、
お家で焙煎すると、その芳醇な香りが感じられて幸せなんだよね〜。

コーヒー関連のグッズを買うときは『HARIO』がおすすめ!



コーヒー焙煎に必要なもの

まずはコーヒーの焙煎に必要なものを揃えておきましょう。
今回はなるべく安価で揃えられるものを厳選しましたので、ぜひ参考にしてください!

①焙煎器

まずコーヒーの焙煎器を用意する必要があります。

「焙煎器」というとものすごく大きくて本格的なものをイメージしてしまいますが、コンパクトなものもあります。

初めての自家焙煎でおすすめなのは『アウベルクラフト』のコーヒー焙煎キットです。

【アウベルクラフト】遠赤コーヒー焙煎キットLタイプ
created by Rinker

電動だったり大型の焙煎器だと10万円くらいするものもあるのですが、こちらは¥14,000!
焙煎器の中では破格の値段です。

安い分性能が悪いかといえば、決してそんなことはありません。
手動で焙煎器を回し続ける必要はありますが、直火での焙煎が手軽にできるアイテムです。

②生豆

あとは焙煎する前のコーヒー豆「生豆」が必要です。

生豆はスーパーなどには売っておらず、専門店に行って購入する必要があります。

「やなかコーヒー」などのコーヒー専門店が近くにあれば現地で選んでみるのも良いと思いますが、近くにそういったお店がない場合、amazonなどで購入することも可能です。

私が普段利用しているのは、やなかコーヒーが運営する生豆専門のオンラインショップ『make BROWN』です。

商品数が非常に多く、それぞれの商品に味や香りの特徴が詳しく書いてあるので、自分の好きなコーヒー豆がきっと見つかるはずです。

③カセットコンロ

あとは焙煎するためのカセットコンロを用意しておきましょう。

キッチンがガスコンロの場合はそこで焙煎することもできるのですが、焙煎中には「チャフ」と呼ばれる薄皮が豆から剥がれ落ちるため、キッチンが汚れてしまう可能性が高いです。
実際に私がキッチンで焙煎した時にはいろんな隙間に薄皮が入って掃除が大変でした。

そのため、焙煎にはカセットコンロの使用をお勧めします。

イワタニ カセットフー 達人スリム
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また、コンロを買ったらガスボンベも忘れに購入しておきましょう!

岩谷産業 カセットガス (3本セット)
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そして、これはたまたまなのですが、ちょうど「アウベルクラフト」の焙煎器が、この「イワタニ」のカセットコンロにピッタリハマるんです!!

焙煎器の土台の部分がカセットコンロにカチッとはまるのです!
全く別のメーカーなので偶然だと思うのですが、これには感動しました。

こちらもおすすめ!コーヒー抽出に必要なもの

ついでに、焙煎した後のコーヒーを味わうために必要な道具もご紹介しておきます。
私は普段コーヒー関連の道具がなんでも揃っている非常に有名なショップ『HARIO(ハリオ)』を使っています。

HARIOはオンラインショップも運営しており、お家にいながらコーヒー関連の道具が購入できますよ!
ここからは、コーヒーを抽出するために最低限必要な道具をご紹介します!

①コーヒーミル

焙煎したコーヒー豆を挽くための道具です。
コーヒーミルは粉の粗さが調整できるものがお勧めです。

電動のものも売っていますが、音がうるさいものが多いので、毎回1〜2人分しか抽出しないのであればこのような手動のコーヒーミルで十分だと思います。

②ドリッパー

コーヒーの粉を入れて抽出するための道具です。
ドリッパーの種類によって意外と味が変わったりもします。

私のおすすめは『円錐型』のドリッパーです。

こちらは1〜2人用ですが、一気に大量のコーヒーを抽出する場合はこれよりも大きなものが良いかもしれません。

③フィルター

ドリッパーにつけるフィルターです。
円錐型のフィルターに合う専用のものを選びましょう。

④サーバー

ドリップしたコーヒーを入れる容器です。
直接コップにコーヒーを抽出しても良いのですが、2人分以上を抽出する時はサーバーがあった方が良いでしょう。

焙煎の流れを解説!

まずは焙煎を実際に始める前に、大まかな焙煎の流れを時系列で解説します。
どの豆でも大まかな流れは同じですが、焙煎完了までの時間などは豆の質や量によって異なります。

また、自分の好みの味にするには細かな調整が必要なので、こちらに書いてある流れは基本的な流れだと認識していただき、これをもとに自分好みのコーヒーが作れるように火加減などを調整してみてください!

【コーヒー焙煎の大まかな流れ】

焙煎開始
弱火〜中火で焙煎を開始する

・焙煎開始から約5分
薄茶色に変色して香ばしい香りが広がってきます。
この段階からチャフ(薄皮)が発生します。

・焙煎開始から約10分
この辺りから豆がパチパチと弾け始めます。
これを「1ハゼ」と言います。大体1分くらいでおさまります。

・焙煎開始から約13分
1ハゼ終了から2分くらい経つと、再び豆がパチパチと弾け始めます。
これを「2ハゼ」と言います。

・焙煎終了
好みの焙煎具合に合わせて焙煎を終了させます。
・2ハゼ終了直後に火を止める→浅煎り
・2ハゼ開始から約1分後に火を止める→深煎り
※この辺りは豆によって時間が異なるので色々試してみてください!

自家焙煎の方法を写真付きで解説!

さて、ここからは自家焙煎の様子を、筆者のogiが実際にチャレンジした様子と共に解説します。
焙煎中の写真も一緒に載せながら解説していきます。

【注意!】
・火傷の可能性もあるので軍手をつけて作業をしよう!
・煙が出るので換気扇を回しながら焙煎しよう!
・焙煎すると「チャフ」という薄皮が出るので、焙煎機の周りに物を置かないようにしよう!

①生豆を焙煎器に入れる

まずは焙煎機に生豆を入れます。
今回使うのは「make BROWN」にて購入したブラジル産『ショコラ』という品種です。

こちらが実際の生豆。
当然といえば当然ですが、コーヒー豆は最初から茶色なわけではなく、最初は写真のような緑色です。
まさに「豆」って感じですね。

この状態だとただ青臭いだけで、決して良い匂いはしません。
これを焙煎するとあんなに香り高い豆になるというのは、なんだか感慨深いですよね。

②焙煎器をコンロにセットする

次に焙煎機をコンロにセットします。

焙煎機を揺らしても倒れたりしないように、しっかりと固定しましょう。

今回紹介した「アウベルクラフト」の焙煎機と「イワタニ」のカセットコンロを使えば、ちょうどよくハマるので、簡単にしっかり固定できるはずです。

このとき、一緒にガスボンベもコンロにセッティングしておきましょう。

③火を付けて焙煎器を回しながら焙煎する

ガスコンロの火をつけます。

火加減は豆の量などによっても変わるので都度調整していただければと思いますが、ちょうど真ん中くらいの火加減が良いかと思います。

こんな感じで着火できたら、木のハンドルを回していきます。
1秒に1回くらいのペースで焙煎機が回転するようなペースで回していきましょう。

焙煎開始から約5分後…

数分焙煎すると、緑色→薄茶色に変わっていきます。

この段階になると、青臭さと香ばしさの混ざったような香りが広がってきます。

これくらいの色になるとコーヒー豆から「チャフ」と呼ばれる薄皮が剥がれ落ちてきます。
これは焙煎すると確実に出るものなので、今は無視して最後にまとめて掃除しましょう。

焙煎開始から約10分後…

もう少し焙煎するとこのようにかなり茶色っぽくなってきました。
この段階からパチパチと弾ける音が聞こえます。
これが「1ハゼ」です。

ここまでくるとコーヒーの芳醇な香りがふわっと広がって幸せな気持ちになります。

焙煎開始から約13分後…

もう少し焙煎すると再びパチパチと音がして「2ハゼ」が始まります。

場合によっては2ハゼが始まらない、1ハゼ終了後にすぐ2ハゼが始まる、といったパターンもあるので、まずは『焦がさないこと』を目指してちょうど良いタイミングで止められるようにしましょう。

・2ハゼ終了直後に火を止める→浅煎り
・2ハゼ開始から約1分後に火を止める→深煎り

④全体が黒くなってきたら火を止めて冷ます

焙煎が終了したら火を止めて、しばらく焙煎機をそのまま空回しします。

回さずにそのまま放置していると熱がこもって焙煎が進んでしまうので、粗熱が取れるまでは回し続けましょう。

3分くらい回し続けたら全体が冷めるまで放置しておきましょう。

実際に焙煎が終わった豆がこちらです。
最初は緑色だった豆もここまで茶色くなりました。

自家焙煎したコーヒーを飲んでみる!

さて、自家焙煎が完了したコーヒーを早速飲んでみます!

今回は焙煎直後のコーヒーを挽いて飲んでみますが、1日〜2日ほど寝かせてから飲むと、焙煎した豆のガスが抜けてより美味しくなりますよ。

お湯をかけると豆がふわっと広がって心地よいアロマが広がります。
このときの香りがコーヒーの醍醐味ですよね〜

できました!

今回は浅煎りにしたのですが、ちょうど良い苦味とフレッシュな酸味があってとても美味しかったです。

焙煎したてのせいか、香りが足りない気がしましたが、数日後に飲んだところしっかりとアロマを感じることができました。

ちなみに、焙煎後のコーヒー豆は焙煎から2週間以内で飲むと美味しさを損なわずに楽しむことができます。
もちろん2週間を超えても十分おいしいですが、なるべく新鮮なうちに味わうのが良いでしょう。

まとめ

今回はコーヒー豆を自宅で焙煎する方法をまとめてみました。

コーヒー焙煎は非常に奥が深い趣味です。

  • どんな生豆を使うか
  • 生豆をどんな配分でブレンドするか
  • 浅煎りにするか、深煎りにするか
  • 火加減をどうするか

それだけで、味が変わります。
同じ味のコーヒーは無いと言えるほど様々な味のコーヒーを作ることができます。

コーヒーが好きな方は「挽き立て」よりももっと本格的な『煎りたて』のコーヒーを味わうべく、お家で自家焙煎を試してみてはいかがでしょうか?

一生ものの趣味になるかもしれませんし、もしかしたら自分で焙煎したコーヒーでコーヒー屋さんをオープンできるかもしれません!

興味がある方はぜひ挑戦してみてください!

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僕はいつか自分の焙煎したコーヒーでコーヒー屋さんをオープンするのが夢だぞ!
今はいろんな豆を焙煎して研究中だ!



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