群馬県に行ってとんでもねぇ太いうどん「ひもかわうどん」をすすってきた話

趣味への挑戦

先日、生まれて初めて独立国家「ぐんまけん」に行ってきました。

ネット上では、やれ先住民が槍を持って狩りをしているだの、やれ入国にはパスポートが必要だのとネタにされまくっていますが、電車でバカみたいに爆睡しているうちに無事到着しました。

時は2019年11月下旬、紅葉もちょうど見頃を迎え、秋を堪能するには申し分ない景色が広がっています。

当日はあいにくの雨。

それに加えて真冬並みの寒さで外をウロウロするのも一苦労です。
降り立ったのは群馬県の東側、栃木県との県境にほど近い「桐生駅」。

『わたらせ渓谷鐵道』に乗って向かいました。

桐生にはとんでもねぇ太さのうどんがあるとのことで、それを食すために来ました。

ただ平日に来てしまったせいか、あいにくの天気のせいか、お店は軒並み閉店状態…
そんな中でやっとの思いで見つけたお店がこちら。

「桃太郎」というお店です。

店構えが非常にやんごとねぇ感じで期待が高まります。
お蕎麦屋さんと書いてありますが、うどんも扱っています。

凍えながら早速入店。

やさしい出汁の香りと暖かい空気が僕の体を包みます。

席について早速注文。

どうやらうどんのつけ麺が人気のようで、その中から「けんちん」を注文。
「うどんのつけ麺」というのはかなり珍しいですね。

確か価格は¥1,000しないくらいでした。

運ばれてきたのがこちら。

「けんちん」の名の通り、けんちん汁がついています。

どうやら、うどんをこのけんちん汁に浸して食べるみたいです。
お出汁の香りが優しくふわっと香ります。

そして肝心のうどん。

厚さは普通のうどんより薄いですが、太い。

横幅は3センチくらいあります。

ほうとうよりも太いです。

早速実食。

太いとは言っても薄っぺらいので余裕かと思っていたのですが、まず重い。

箸を持つ手にずっしりとうどんの重みが加わります。

つけ汁に投入。

2、3度潜らせて持ち上げようとしますが、つるり、

「残念!うどんは逃げてしまった!」

重すぎて、ツルツルすぎて、うどんは箸の間をツルッとすり抜けてけんちん汁の中に帰ってしまいます。

さながら“どじょうすくい”のような光景に、なんだか楽しくなってきました。

やっとの思いで救い上げたうどんを頬張ると、けんちん汁のやんごとねぇ味わいが口に広がります。
肝心のうどんはコシと太さががえげつねぇ感じで、一本食べるのに2、3口が必要です。
ツルッツルでコシがあって、何よりお出汁があり得ねぇくらい美味しい。

非常に美味しくいただくことができました。

ちなみに、店内は和モダンな雰囲気で素敵。

二階はアトリエになっていて、大正時代の桐生の写真が展示されています。

今回いただいたのは太さ3センチほどのうどんでしたが、どうやらこのぶっというどんは桐生の名物だそう。

中には10センチ越えのうどんもあるようで、もはやそれはうどんではない気もしますが、ぜひ今度食してみたいと思います。

今回お邪魔した「桃太郎」、非常にやんごとねぇ感じでした。

都内からは遠いですが、群馬県は桐生駅に降り立った際にはぜひ行ってみてください。

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